心理的虐待とは

心理的虐待

あなたはこの言葉を聞いてどんなイメージを持たれているでしょうか?「ちょっとわかりづらい。。。」「そもそも心理的虐待って何?」。なんて人もいると思います。わかりやすく言うと、心理的虐待というのは「言葉や態度による暴力」のことです。こう言うと、納得できる人もいるのではないでしょうか?では、さらにその「言葉や態度による暴力」とは具体的には何なのか?詳しく説明していこうと思います。


心理的虐待ってどういうもの?

「虐待」という言葉を聞くと、私たちはつい、身体的な暴力やあからさまなネグレクト(養育の怠慢・放棄)、性的暴力のことだと思いがちです。目に見えないものであるだけに心理的虐待は見落とされやすく、いとも簡単に否認されます。たまたま機嫌が悪い人に攻撃された経験は誰にでもあるでしょう。八つ当たりされれば、誰もが傷つきます。逆にあなたが八つ当たりしてしまうこともあるでしょう。いつも菩薩のように穏やかではいられないのが人間です。完璧な人なんていないのです。けれども心理的虐待は正常ではありません。同一の人物によって人格に対する一貫した攻撃を行い、不当に扱うことであり、攻撃を受けた人物がそれを解決できずに傷ついてトラウマになってしまっていれば、それは心理的虐待と言えるでしょう。


心理的虐待の例

ではここで、どういったことが心理的虐待になるのか例を上げます。

①自分に都合が良いこと、または自分を喜ばせ、自分のためになるようにコントロールし、支配的である。

②何かをするのに条件が付いている。例えば自分に何か良いことをしてくれた時だけ機嫌が良く、そうでなければ相手を蔑む、または冷たい態度で接する。

③相手の人間性を尊重しない。

④相手を自分の所有物だと思い込んでいる、または自分のニーズを満たしたい時だけ相手を使う。

⑤世界は自分が中心で、自分のすることがすべて正しく、自分に逆らう人、または考え方の違う人は悪だと思い込んいる。

などが上げられます。


虐待の連鎖は終わらない。。。

虐待というのは、繰り返すと言われています。親が子供を虐待していた場合、その親自身が子供の頃に虐待を受けていた、というのはよくあるケースです。親が子供の頃に受けた虐待がそのまま自分の子供に反映されるのです。この場合は、親もカウンセリングまたはセラピーを受ける必要があります。親も虐待をされていてかわいそうだと思いますが、だからと言って、虐待の行為そのものは、犯罪であり、やはり許されるものではありません。逃げずに現実と向き合うべきです。ただ、私としては下↓の画像のような思いですが(笑)ご愛嬌で流してね。

いじめ・心理的虐待の本質

いじめや虐待はなぜくり返されるのか、という根本的な本質はすべては欲求不満からきています。何かに満たされない心や思いを発散するために他人を攻撃するのです。子供が何かをねだっても買ってくれない親に対して泣き喚いているのと同じです。いじめや虐待をする人というのは、精神が子供、赤ちゃんと一緒なのです。こういった精神が子供な人には、きちんといじめや虐待しているあなたこそが悪いこと、ひどいことをしているのだと自覚させ、教える必要があります。必要であれば、心療内科を受診させ、治療しなくてはいけません。


心理的虐待をされた時の対処法

もし、あなたが誰かから心理的虐待を受けた場合の主な対処法を教えます。

① 相手の行動や言っていることは真実ではないことをきちんと伝え、弱気な態度では決して接しないこと。

心理的虐待をされるということは、相手はあなたを完全に自分より「弱いもの」と判断しているため、舐めて見られているから心理的虐待をするのです。毅然とした態度で接すれば、あなたには関わらなくなるでしょう。

② その場を離れる、または距離を置く。

心理的虐待をする人には自己愛性パーソナリティ障害の場合が多く、1度目をつけられてしまうと、自分勝手な妄想で攻撃してきたり、ストーカーのように付きまとい、とにかくしつこいのです。①で効果がない場合は、あまり関わり合いにならないようにその場を離れるか距離をおきましょう。

③ 第三者に介入してもらい、話し合いをする。

①、②で改善しなければ、第三者に介入してもらい、話し合いをしましょう。その時には絶対に2人だけで解決しようとしてはいけません。心理的虐待をする人には、自分に都合が良いように真実を捻じ曲げて他人に話す傾向があるため、のちに言った言わないの水掛け論になり、さらにトラブルを招く恐れがあります。必ず、第三者に間に入ってもらい、話し合いをしましょう。



まとめ

いかがでしょうか?簡単に心理的虐待について説明しましたが、いずれにしても、心理的虐待をする人は現実が受け入れられず、自分の妄想こそが真実だと思い込んでいる傾向があり、心療内科へ受診させ、カウンセリングを受ける必要があります。想像と妄想は違います。あなたの被害が大きくならないうちに、早めに対処をするように心がけましょう。ですが、心理的虐待をしている人もまた、自分も心理的虐待を受けてきたかわいそうな人なのです。決して悪ではありません。差別はせず、正しい対処を学んで、お互いに幸せに楽しく生きられる方法を提案してあげることが大切です。

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