人を生かす方法と殺す方法
中退してしまったのですが、高校の衛生看護科で准看護師の資格を取った私は、東京都内にある医大の附属の看護学校に入学・入職をし、昼間は大学病院で働きながら夜は看護学校へ行っていました。
専門学校とはいえ、医大の系列なので、講師の方々はみんな教授クラスの一流の先生方でした。
中でも高校生の頃から解剖学の授業が大好きでした。
看護学校での解剖学の授業は日本を代表する法医学の権威と言われている方でした。
この講師の先生の授業はとてもおもしろくて今でもその授業内容を覚えています。
特に想い出深いのは、人の殺し方を教えてくださった授業です。
「人を生かす仕事をするからには、人がどうやったら死ぬのか、人の殺し方をあなたがたは知っておかなくてはいけません。」
と、言って法医学でご自分が携わってきた数々の事件や殺人現場検証などを交えて教えてくださいました。
どうやったら人が殺せるのか、というのは当たり前ですが、ブログでは書けませんし、誰にも教えるつもりはないです。
生前、夫には話をしたことがあります。
話した後、夫は法医学にハマって調べてましたけどね(^^ゞ
それはともかく、この講師の方はこんなふうに授業がよく脱線していました。
教科書の内容をそのまま教えるのなら教科書をただ読んでおけばいい、と言い、解剖学というよりは法医学の授業になっていました(笑)
当然、教科書から外れた応用の授業内容だったので、試験では私を含めてほとんどの生徒が落第点スレスレの点数でした(笑)
とても難しかったですが、おもしろくもあり、解剖学の授業だけは本当に楽しみでした。
いろいろな事情で中退してしまいましたが、あの時、無理してでも通って正看護師の資格をとっていれば、もっと私の人生は違っていただろうな・・・と時々後悔することがあります。
だからと言って、そこらの正看護師より自分が劣っているとも思ってはいませんし、劣等感もありません。
そもそも、正看護師と准看護師の違いなんて、役職につけるかつけないかだけで、お給料も医師ではないので、ほんの数万円程度の違いしかありません。
にも関わらず、身体を酷使し、死と隣り合わせの危険な仕事でまったく割に合いません。
准看護師の資格を取ったあと、さらに何百万円という大金を支払ってまで看護学校に通って正看護師をとる価値をまったく感じませんでした。
けれど看護師も尊い仕事です。
けれど、私はもっともっと社会に貢献できる仕事がしたいと思い、開業しました。
この香川県でのコーチングの事業は、南極でアイスクリームを売っているようなものだということがわかりましたので、県内では無理でしょう。
関東とは違い、需要がないからです。
ただ、インターネットを使えば、香川県の自宅から世界に向けて配信できるので、便利な世の中になったなぁとつくづく思います。
どんな方々がこのブログにたどり着いて、興味を持って読んでくださっているのかはわかりませんが、ネットを通じてでも、こうしてあなたに出会えたご縁に本当に心から感謝したいと思います。
美しい人生のために。
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