心理的虐待を受けてきた人の特徴
動画の補足になりますが、心理的虐待とは、何よりもまず、相手の心を攻撃するものです。
虐待者は言葉や態度によって相手を貶め、支配しようとし、結局は自分の相対的な地位を高めようとします。
心理的虐待の事実を否定したり、受け入れたり、永続させたりしてはいけません。
心理的虐待をされていると感じたら、きっぱりと拒絶しましょう。
虐待者には毅然とした態度で接することです。
虐待を受けた人には以下のような情緒面の特徴がみられます。
①自尊心が低い
②自信がない
③欲求をすり替える
④完璧主義
⑤人間関係がうまくいかない
⑥落伍者症候群
⑦悪いことはすべて自分のせいだと思う
⑧危機志向
⑨怒りや恨みをためている
⑩現実逃避しやすい、または妄想癖がある
この中で「危機志向」というのは、危機に瀕している人を救うことに大きな満足感を覚えたり、またはわざと危機感や怒りを煽り、自分を重要人物のように見せかける演出をしたりすることです。
褒められたい、認められたい、注目されたいという欲求からくるようです。
言葉は悪いですが、要するに自分を1番かまってもらいたい「かまってちゃん」です。
自分が注目されたいあまりに、ヒステリー症状から本当に過呼吸になって息も絶え絶えになってしまったり、心臓発作を引き起こす人もいます。
「病は気から」という言葉どうり、病気になって注目されたいという欲求から本当の病気を引き起こしてしまう人は珍しくありません。
見分けるのが難しいのですが、「あれ?この人、ひょっとして?」と疑問に思ったら上記のような特徴がないか考えてみましょう。
私自身も多少当てはまる項目もあったりしますが、自分で気づいていればそれなりに対処ができます。
ただし、私のように自分で気づいて対処できるようになるまでは、相当な勉強量と時間がかかりますので、身近な人で気づいて、心療内科へ連れていけそうであれば、病院で治療することをオススメします。
ただ上記の特徴に当てはまれば心理的虐待をされている人、というレッテルを貼ることはよほどのことがない限り、素人のあなたは決してしてはいけません。
人間の心というのは、私たちが思っている以上に繊細でもろく、難しいものです。
特にこういった虐待をされてきている人たちの心の変動は普通の人よりも過敏になっています。
おもしろ半分に、中途半端に関わるとあなたも相手も傷つくだけです。
相手の話を親身になって聞いてあげよう、助けてあげようと本気で思えないのならば、つかず離れずでいてあげるほうが、かえって親切です。
一人でも多くの人々に心理的虐待の実情を知っていただき、理解していただければと思います。
美しい人生のために。
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